ここ何年か「〇〇ハラスメント」という言葉をよく聞くようになりました。
・自分より立場が弱い人に向けられる『パワハラ』
・異性に性的、差別的な言動や行動をとる『セクハラ』
その他、名前は諸々あるかと思われます。
そしてパートナーに対して行う暴力、性的強要、無視や人格を否定するような態度をとる『DV・モラハラ行為』もあります。
今回はなかでも、外部から理解されにくい夫から妻へ行われる『モラハラ』(モラルハラスメント)について、お話ししましょう。
モラハラ行為の特徴とは?具体的な行動を紹介
モラハラ行為とはモラルハラスメントのことを言い、倫理的や道徳的な嫌がらせをすることです。
男性から女性に行われる、モラハラの根本的な意識は「男尊女卑」の考えからきているものが多いとされています。
生まれ育った環境から、影響を受けていることがあるのかもしれません。
・父親が母親に対して横暴な態度をとっていた…
・父親が母親に対して人格を否定するような言葉を言っていた…
などです。
「女は男に従うもの」という昔の考え方を、親から引き継いでしまっているパターンが見受けられます。
他に男性のストレスを女性で発散する、力を保持する、など自分の権力を知らしめたいという感情から行われていることもあります。
モラハラ夫の主な7つの特徴とは?
・自分の非を認めず、絶対に謝らない
・間違いや失敗を、妻のせいにする
・自分の気に入らないことがあれば、無視、不機嫌、物にあたるなど不安感を与える
・大声で怒鳴ったり、罵るなど恐怖感を与える
・嫉妬、束縛が強く、自分以外に興味を持つことを許さない
・人格を否定し続け、妻や恋人の自己肯定を認めない
・外面がとてもいい
これらの行為を当たり前に行うため、妻は自分を守ろうと夫の機嫌を伺うことが、日常的になっていきます。
夫側にしてみれば「怒らせるお前が悪い」としか思っていないので、罪の意識はまったくありません。
そして、外面がとてもよく周囲からは「イクメン」「やさしい家族思いの夫」と思われ、家庭内の問題が理解されることは非常に稀です。
実の両親にさえ、信じてもらえないこともあります。
モラハラ夫への対処法は弱点をつくこと
モラハラ夫は、妻の自尊心を傷つけ支配することで満足感を得ます。
そして家庭が自分にとって、居心地のよい空間にしたいのです。
それは妻が自分の心を殺して、生活することではありません。
モラハラ夫に対する考え方を、変えればいいのです。
モラハラ夫は変わらないと気づいて諦める
妻は、モラハラ夫がたまに見せる『普通の行動や言動』を真にうけ「根はいい人で、いつか変わってくれる」と信じています。
しかし、ほとんどの人は変わりません。
たとえ、その時普通の態度をとったとしても、「その時の気分、気まぐれ」にしかすぎません。
あなたは夫を「根はいい人」だと信じ、モラハラ行為を受け続け、顔色を見ずに生活できた日々は、これまで何日ありましたか?
自分の意見を言い、受け入れられたことはありましたか?
あなたの個性、したいことを尊重してくれたことはありましたか?
そういった日々が何日続きましたか?
そうです。
変わる可能性はとても低いのです。
辛い現実ですが、受け入れなければ自分を守れません。
モラハラ夫を諦めることで見える未来
モラハラ夫の、たまに見せる普通の行為は「たまたま気が向いた」ことで、そのような人ではないと諦めるのは、悪いことではありません。
しかしそのモラハラ行為をする夫を哀れに思いましょう。
期待をやめれば、絶望することもありません。
家庭内での関りを減らし、距離をもつことが大切です。
距離を持てるようになれば、いかに夫の性格がおかしなことに気づくことでしょう。
あなたは決して間違えてはいません。
間違えているのは、モラハラを行う夫の方なのです。
離婚や別居は、簡単にはできないことですが、自分の心がけで自分を取り戻せることはできるはずです。
自信や孤独を感じた時は、SNSなどを利用して同じ境遇の人との関りをもつのもいいでしょう。
1度しかない人生です。
自分にとって害を与える人は、あなたには必要ありません。
www.haruno-naoki.com
リンク