ペットの癒しはメンタルに効果的?向いている動物は?
身近にかわいい動物がいると、見ているだけでも癒されますよね。
うつや心の状態がよくない人にはとくに効果的だと思われがちですが、
人によっては飼うことがおすすめできない場合もあるのです。
ペットと癒しの関係
人は動物とふれあうと脳内で「愛情ホルモン」や「しあわせホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンは心を癒したり、ストレスを和らげる効果があるとされています。
見つめ合うだけでもその効果はあるので、ペットはやすらぎをもたらしてくれる貴重な存在だといえるでしょう。
動物とのふれあいはあなたの不安感を解消してくれ、生活の潤いをもたらせてくれるのです。
お世話がラク?室内で飼える小さな生き物たち
一般的に次のような動物がペットとして飼われています。
小型犬
猫
ハムスターやモルモット
インコやじゅうしまつ
金魚や熱帯魚
など…ほかにもたくさんの種類がいます。
どのペットも小さく身近なため、お世話をしている様子が想像できますよね。
きっと今のあなたは、フードをあげ、話しかけて かわいがっている生活をイメージ していることでしょう。
心が不安定だとペットは飼えない?癒し効果があるのになぜ?
どんなに小さな生き物でも飼う時は、これからあげる問題をクリアしなければいけません。
毎日のお世話
犬なら散歩は必須だと思われます。
他の動物も気が向いた時だけ遊ぶようなことはせず、つねにコミュニケーションをとる必要があります。
フード
質より量という考えはおすすめできません。
合わないフードは病気の原因になることがあり、いろいろと観察して気を配らなければいけません。
掃除
ペットのトイレやゲージの掃除は毎日欠かせません。
不潔な環境はペットだけでなく、飼い主にも良くはありません。
病気の原因にもなりえます。
予防接種
犬や猫は決められた時期や回数の予防接種が必要です。
期間や回数が決まっていますので、チェックしておく必要があります。
病気やけが
急な手術や入院、定期的な通院をしなければいけないこともあります。
そのための付き添い、薬や療養食の購入など金銭的な負担もあるでしょう。
介護
年を重ねていくと、食事や排泄などのお世話も、さらに大変になります。
毎日弱っていくペットを間近で見ながらのお世話は心身ともに大変な負担だといえるでしょう。
これらは、どのペットにもありえる問題です。
いつも元気でいてくれる保証もなく、確実に年老いていきます。
もしあなたがうつの気分が重くても、仕事や自分のことだけ精一杯だとしても、こういったお世話はしなくてはいけないのです。
ハルノがペットに癒されてきた日々
私の家には20才の老猫がいました。
子猫の頃からふれあい、暮らしてきました。やはり年齢が上がるごとに体調を崩し介護が必要になり大変でした。
ずっと元気でいてくれるわけではない、楽しいことだけではないとわかっていましたが、現実となるととても辛かったのを覚えています。
幸い家族がサポートしてくれたので、なんとか乗り切ってきましたが1人では絶対に無理だったことでしょう。
でもその子の一生に寄り添い人間のママとしてつきあえたことは、私にとって本当に貴重な日々でした。
ペットも大事な家族の一員
どんなにちいさな生き物でも、飼うのなら家族として一生そばにいる覚悟が必要です。
最期まで責任を持って飼わないといけません。
かわいいからと言った軽はずみな気持ちで飼ってはいけないのです。
どうしてもペットが欲しいのなら
自分が、ペットを飼える状況でいるのか?
自分がお世話できない時はどうするのか?
きちんと考えておく必要があるのです。
ここまでのおはなしで寂しさを感じた人もいるかもしれませんが、 不幸なペットを生み出さない選択 があることに気づいたことでしょう。
それを知り飼わない選択をしたのなら、あなたは責任感があり思いやりがある人だといえます。
あなたの体調がよくなるのを待って、それからペットを迎えた方がお互い幸せに違いありません。
今は自分のことを最優先して、生活することが1番なのです。